井の中の蛙,大海を知らず.
日本にいたときは自分は日本人らしくないと思ってたもんだ.
和を乱さない事が重視されて
それを乱すような意見がはばかられるような国.
でも,わたしは思索するのを止めたくなかったし,
マスコミの意見に流されるような人間にはなりたくなかったし.
もっとしっかりと,もっとアグレッシブに自分の意見を主張できたらなと思ってた.
さぁ,フランスに来てどうかと言うと,
やっぱりわたしは日本人なんだ.
うちの学校の留学生はアジアだけじゃない.
ヨーロッパ系の留学生も山ほどいる.
彼らは主張する事,表現する事が大事だという常識のもとで生きてきた.
たとえ言わんとする事に大した内容がないとしても言わなくちゃならない.
和を乱さない文化の小動物は食われるしかない.
文章の構造がほとんどいっしょで,
しゃべりまくり文化の出身者と比べてはいけないのはよく知っているけど.
かなりいままで落ち込んだ.
主張したいのに,遮られて食われる.
喋れないから,やる気がないかのように思われる.
わたしは言いたいんだ.言いたくてしょうがないんだ.
同じ留学生でも何倍やっても追いつかない.
わたしが落ち込む授業は2つある.
コミュニケーションの授業とフランス語の授業.
まぁいわゆる身につまされる授業というやつ.
フランス語の授業では,
フランスの文化について意見や討論をしなくちゃいけないけれども.
もともと文化の構造がかなり違う国の出身者からしてみれば,
??????ってトコで.
意見を求められて,でたらめにでもすぐに答えを出さなくちゃいけない.
ある意味喋りまくりながら答えを出すっていうのが求められる事なんだろうけど.
わたしの常識としては考えずに発言する事は礼儀に欠けると思ってきたから.
それがブレーキにもなっちゃって,すぐに喋りだせない.
してるうちに喋る機会を奪われる.
そしてフラ語がうまくなる機会をのがす.ザ・悪循環☆
お前ら聞け!と何度思った事か.
まじで独裁者になって「日本語を世界の人々に強制する計画」を実行したくなったもの.
語順が逆の言語に一度苦しんでみろと笑
コミュニケーションの授業のほうは
前にコミュニケーションのブレーキについて話していた.
それがまじで身につまされる事.
・国民性,・元の性格,・言語
ぜんぶあてはまるねwみたいな.
timideなこの性格は生まれつきだからどうやって変えればいいものか.
ブラジル人の留学生が元の性格が一番重要なポイントだと言った時,
まじ気が遠くなって,一回しめてやりたくなったもの.
今日,コミュニケーションの授業でプレゼンの方法論について話していた.
「コミュニケーションとは相手を魅了する事だ」が口癖の笑顔が素敵なムッシュー.
合間に彼とお話してみた.
今日の内容の要約
「プレゼンでは感情を表に出して身振り手振りも沢山使って,ひたすらに前に押し出してく事が大事で,その間はまるで役者のように相手に合わせてimage personelleを作らなくちゃいけないんだ.」
たしかに日本でもプレゼンする時は押し出してく事が求められると思う.
でもやりすぎは問題あると思う.和を乱さず出る杭打たれる文化だから.
きっと別の人格を作れとまではいわれないと思う.
同じじゃない.文化の差があるって感じた.
そして日本では慎ましやかにいる事が礼儀と考えられる事があるという話をしたら,
慎ましやかに静かにあまり主張しないことは,何か隠してるかのようにとらえられ,信用を得られないだそうだ.
とっさにJe cache rien!って叫んだよ.
わたしはこのままでわたしだ.
なにも隠してないし.ただ喋れないだけなんだ.
お願いだ.Soyez comprehensifs!とすべてのヨーロッパ人に言いたい今日この頃.
カルチャーショックはわたしをさいなむのであります.
でもがんばる.

きっとこれを越えたら,ひとかわむけると信じて.